新発田市に加わった新たな「宝」、蔵春閣。
ここでは蔵春閣を見学する前にぜひ知っておいていただきたいポイントをご紹介します。
蔵春閣や建設した大倉喜八郎を知ることで、実際に建物を訪れた際に当時の香りをより感じ取れると思います。
大倉喜八郎って
どんな人物?
新発田が生んだ大実業家
大倉喜八郎は、明治・大正時代に活躍した新発田出身の大実業家!
みなさんも聞いたことのある有名企業の設立にも関わるなど、近代日本の産業振興に大きな影響を与えました。
時代の先を見通す力 &
絶大な行動力
17歳で江戸に出て以降、努力とその才を遺憾なく発揮し、頭角を現した大倉喜八郎。
民間人で「初めて」 自費で長期欧米視察をした後、日本人による「最初の」貿易会社を設立したり、日本企業で「初めて」海外に支店を開設したりと、先見の明と行動力が光る人物でした。
私財を投じ
文化的・教育的な功績も
- 大倉商業学校(現・東京経済大学)
- 大阪大倉商業学校(現・関西大倉中学校・高等学校)
- 善隣商業学校(韓国・現善隣インターネット高等学校)
- 日本初の電気街灯の設置
- 日本初の財団法人による私立美術館「大倉集古館」を開設し文化財保護に努めた
- 大倉製糸工場の開業
- 大倉公園の寄贈(現 東公園)
- 鉄道敷設への協力・援助
- 諏訪神社の石大鳥居の寄贈
新発田出身。明治・大正期の実業家。
大倉財閥の創設者であり、現在の大成建設、サッポロビール、帝国ホテルなどの大企業を次々に設立。近代日本の発展に貢献した。
蔵春閣の見どころは?
渋沢栄一をはじめ
政財界の大物をもてなした
絢爛豪華な迎賓館
「蔵春閣」(明治45年建造当時は東京隅田川沿い大倉喜八郎別邸敷地内/令和5年に新発田市に移設)は喜八郎と親交が深かった渋沢栄一をはじめ、政財界の大物や海外からの賓客をもてなすために建てられた迎賓館です。
特徴は、和風の外観に、椅子やシャンデリアのある洋風の内装という和洋折衷の木造建築。当時最先端の建築物だった「明治宮殿」(現:皇居)の影響を大きく受けており、歴史的にも貴重な建物です。
洋館とはまた違う味わいのある独自のレトロ感、絢爛豪華でクラシカルな雰囲気が訪れる人々を魅了します。
住所:新潟県新発田市諏訪町1丁目9−20
アクセス:JR新発田駅西口から徒歩3分
TEL:0254-28-3255
木曜日(祝日の場合翌日)、12月29日~1月3日
※施設内修繕のため、定休日のほかにも臨時休館日を設ける場合があります。
開館時間:9:00~16:00 ※最終受付は15:45
※貸館(施設の貸切利用)の開始にともない、貸館を行う時間帯は見学ができない場合があります。
見学可能日や注意事項に関しては 新発田市役所ホームページ でご確認ください。
入館料:大人500円、小・中学生400円
(団体 ※20人以上)大人1人につき450円、小・中学生1人につき350円
※障がい者手帳をお持ちの方は入館料無料
※貸館の使用により、以下蔵春閣の施設の一部が見学できない場合は入館料の5割相当額を減免します。
- 入館時に大広間(2階)または食堂2が使用されているとき
- 2部屋以上が使用されているとき
貸館時間:9:00~21:00
貸館利用料金:下表のとおり
・2時間以上から利用可能(準備・片付け時間を含む)
施設名 | 料金 | |
---|---|---|
食堂1(1階) | 1時間につき | 640円 |
食堂2(1階) | 1時間につき | 660円 |
書斎(1階) | 1時間につき | 260円 |
次の間(1階) | 1時間につき | 230円 |
広縁(2階) | 1時間につき | 690円 |
大広間(2階) | 1時間につき | 1,550円 |
2階全部分 | 1時間につき | 2,410円 |
全館 | 1時間につき | 5,930円 |
・利用目的により、利用料金が割増になります。(商業目的で利用した場合は10割増。入場料またはこれに類するものを徴収した場合は10割増。市外の方が利用した場合は5割増。)
予約方法:「電話」にて予約を受け付けます。(蔵春閣:0254-28-3255)
予約方法・利用方法、注意事項に関しては「新発田市役所ホームページ」および「新発田市公共施設予約システム」をご確認ください。
蔵春閣の貸館利用に関する詳細はこちら(新発田市役所ホームページ)
施設案内 蔵春閣
蔵春閣(見学、貸館について)
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